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Hux

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何度経験しても、スパインボードとネックカラーが出てくると背筋がぞっとします。

TVで見た人は知っていると思いますが、Reds vs Brumbiesの開始2分の事。Julian HuxleyがRedsのBig Kev(James Horwill)にタックルにいった際に、かなり重度の脳震盪を受傷しました。
正確には逆ヘッドでタックルにいき膝蹴りをモロに食らったという表現の方が正しいかもしれません。

Playは続いていましたが、近くいたDigbyが必死の形相でMed. Staffを呼んで、Huxの口からマウスガードを取り出していました。ゲームもちょうど途切れ、そしてスタジアムは異様な雰囲気に包まれました。

Huxはまったく動きません。
こういう時は、チームに関係なく2チームのチームドクターが助け合って、処置します。

ほどなくして、スパインボードとネックカラーが運び込まれます。
John RoeとLathoがかつてのチームメートであるHuxの様子確認しに近寄っていきます。

Huxはスパインボードに乗せられても、まだ動きません。

そのスパインボードが搬送するため、ゴルフカートに乗せられました。まだ動きません。

スタジアムの異様さは、増すばかりです。

ゴルフカートが動き出しました。
Huxの腕が動きました。そして、自力で首を少し持ち上げました。

ほとんどの観客は気付いていませんでしたが、個人的にかなりホッとしました。
合計5分以上中断したと思います。

それからHuxは医務室に運ばれ、救急車で病院へ搬送されたそうです。

しかし、話はこれだけでは終わりません。
その後、病院での検査の結果、頭部に腫瘍(おそらく出血によるもの)が見つかったそうです。
現在経過観察中というのが現状です。
おそらく手術にて摘出する事になるだろうとDrから言われているようです。
そうなると残りのSuper14試合はすべて欠場することになるでしょう。
しかし、本人はラグビーキャリアを続ける事に意欲的なようです。

最近、Brumbyとも来年以降の2年契約を結びましたし・・・
あとはDrの客観的評価次第でしょうか。

Huxは元Redsの選手だけに他人事ではありませんでした。
このような経験は2度目です。2度と遭遇したくないです。

Huxの早期回復を願ってやみません。
by satoru_otsuka | 2008-03-05 20:29 | ラグビー
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